あかアカ。俺を染める、。俺を取り巻く、


「また、人を傷つけたのですね」
「・・・うるせぇやィ」
「こんなに、に染まって・・」
「・・・」



瞬時、沖田さんが泣きそうな表情をする。あぁ、貴方は、なんと清く。なんと儚い。まるで、小さな子供のよう。



「早く、お風呂に入って来て下さい」
「・・・・・さん」
「・・はい?どうかしました?」
「俺、俺は、怖ェんでさァ」
「・・・ッ」



ぽつり、ぽつりと漏れる言葉。何がですか、そう言うつもりだったのに、喉に言葉が突っ掛かる、あれ、どうして。どうしたの、私。声が出せない。沖田さん、あなた。今にも消えそうよ、月明かりに照らされて。そのまま、居なくなってしまいそう。
月にに濡れた手を透かして、沖田さんは、言う。



「俺ァ、いつか、さん、アンタをく染めちまいそうで」



沖田さんは、儚げに、そう言うと、口元を歪めて笑った。




(060903) 沖田さん、貴方だけは、消えないで